発信者情報開示2026年1月4日

開示請求は誰に依頼すべき?この分野は"むしろ若手が強い"ことが多い理由

開示請求は誰に依頼すべき?この分野は'むしろ若手が強い'ことが多い理由

発信者情報開示請求(いわゆる「開示請求」)は、ネット上の投稿について、プラットフォーム事業者やプロバイダを相手に進める手続です。
この分野は比較的新しく、周辺のルールや実務運用も変化しやすい特徴があります。そのため、依頼先選びでは「弁護士歴の長さ」より、最新の運用への追従力と、開示請求を継続的に扱っているかが重要になります。

1. 法改正や実務運用の変化が比較的多い分野

開示請求は、制度の整備や関連ルールの見直しが続いてきた領域です。
そのため、過去の経験だけで十分というより、現行の制度や最新の運用に合わせて進め方を調整できるかが大切になります。

2. SNSの運用・仕様は数か月〜半年単位で変わり得る

SNSや掲示板などは、表示仕様、投稿の見え方、URLの形式、受付フローなどが、体感として数か月〜半年レベルで変わることがあります。

こうした変化に応じて、必要情報の拾い方や証拠の整え方も調整が必要になります。
だからこそ、開示請求を「継続して」扱っている弁護士ほど、現行の仕様や運用に沿ってスムーズに進めやすい傾向があります。

3. 分野として新しいため、第一線の中心層が比較的若い

開示請求は、伝統的な一般民事と比べると、専門分野として確立してからの歴史が長いとは言えません。

その結果として、実務の第一線でこの領域を主戦場にしてきた層は比較的若く、体感として30代後半〜40代前半あたりが中心になりやすい分野です。
変化への追従や作業の回転が求められるため、若手〜中堅のほうが相性が良い場面が少なくありません。

※もちろん、ベテラン弁護士でもこの分野に精通している方はいます。
ただし、「弁護士歴が長い=開示請求に強い」とは限らないという点は押さえておくべきです。

4. ログには保存期間がある。だから進行が滞りにくい体制が重要

開示請求では、ログに保存期間があるため、準備ややり取りが滞るほど不利になり得ます。

依頼先を選ぶうえでは、個人の能力に加えて、次のような「滞りにくさ」が重要です。

  • 連絡の返答が早い、または滞留しにくい運用がある
  • 必要な資料や情報の案内が整理されている
  • 担当・窓口が明確で、案件管理が安定している

特に、プロバイダのログ保存期間は3か月〜6か月程度のことが多く、手続が遅れるとログが消えてしまい、投稿者の特定が不可能になります。
そのため、迅速に動ける体制があるかどうかは、依頼先選びの重要なポイントです。

まとめ

開示請求の依頼先選びでは、弁護士歴の長短よりも、次の要素が重要です。

  • 1開示請求を継続的に扱っている(媒体の経験がある)
  • 2法改正や運用変更への追従ができる
  • 3SNS等の仕様変更を踏まえた整理・証拠化ができる
  • 4ログ保存期間を踏まえて、進行が滞りにくい体制がある

そして、この分野の性質上、これらを満たす弁護士は若手〜中堅に多く、むしろ若手のほうが相性が良いケースは十分にあります。

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